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2005年11月04日

この無自覚さ…危険っ…(ざわざわ…)のコト

「ゲームセンターに明日はあるの?」というブログに最近、興味深い記事が掲載されている。

メイド喫茶に明日はあるの?(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)(番外編)

この記事に関連した論争(?)も起きている。

メイド喫茶にまつわる一連の揉め事(Lib Ver.Ka Diary)


実を云えば、鶴見が行きつけの掲示板でも、少し前に全く同じコトが話題になった。鶴見が「メイド喫茶ってキャバクラだべ?」と書いたトコロ、妙な反発があったり話が食い違ったり。メイド喫茶は風適法で規制される業種だろうという意味で書いたのだが、それが「(所謂)フーゾクと同一視された」という反発を招いたのだ。ちなみに風適法は前のエントリーでも書いたように、ゲームセンターも規制対象に入る法律。ここでいう「風俗」と所謂「フーゾク」とを誤解されぬよう。

メイド喫茶が風俗か否か(=風適法で規制される業種かどうか)…というか一部の店は明らかにそれに当たるのだが、それに客側が無自覚なのは如何なものか。このあたり、自ら「キャバクラ」と謳っているコスプレ焼肉OK牧場などと比較してみれば理解しやすい。飲食物よりむしろ女性によるサービス(接待)を売りにするという構造は同じであり、ある種のメイド喫茶も業態としては風適法の規制対象だと云える。だがしかし、メイド喫茶の客側からしてみれば、こうした明白なキャバクラと一緒にされるのが心外であろうコトも想像できる。

この無自覚さ… 危険っ… (ざわざわ…)

例えば、パチンコ屋だ。30兆円弱という業界規模から云っても内容から云っても、アメリカのゲーミング(カジノ)業界と比肩しうるギャンブル業界であり、バリバリの鉄火場そのものだ。人生を失うに足る磁力を持っているとさえ云える。だが、表向きは「庶民の娯楽遊戯場」。無自覚なまま足を踏み入れ、ハマった挙げ句に多額の借金を負った話など、枚挙に暇がない。日常の隙間にポッカリ口を開ける、深い落とし穴。ほとんど「黒イせえるすまん」の世界だなこりゃ。ことほど左様に、イメージと実体のズレというのは危険なのだ。


参考:王立アフィリア魔法学院の「The Black Ribbon マスタークラス」

先輩優遇:ゴールドリボンクラスの全サービスに加え、お席に呼ばれた際には店長先生までも片ヒザをついてしまう程の高貴なクラスとなります。 さらにVIPテーブルへのご案内も通常価格の半額にてお受け致します。お店の企画や今後の運営などについてもご協力をお願いする、まさにマスターと呼ぶに相応しいクラスです。ウェイトレスを交えた企画会議などへの参加などいくつかの招集願い通知を検討しています。

ウェイトレスを交えた企画会議に参加するために必要な額…200万円也。こんなにハマる奴、いるんだろうか? いるんだろうな。

【追記】
しまった。風適法について書いていたりしたら、なんとキッズgoo表示できなくされてしまったよ。「風俗」という言葉が引っ掛かったんだろうか。

まあ、ゲヱセン上野氏によれば、キッズgooは「挿入」という単語が入っているだけではじかれてしまうほど、アホなフィルターなのだそうだから、やむを得まい。前後の文脈は関係ナシ。《メモリーカードを差込口1に挿入してください》でもNGだ。なんだかねえ。

まあ何にせよ、ラチェット情報を求めて来てくれた小学生のみんな、ゴメン(読めないって)。

カテゴリー: 六百式見聞録

投稿者 tsurumy : 2005年11月04日 08:55

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