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2005年03月11日

ラチェット君がサザエさんに出演するコト

ここのサイトは、小学生のお子様は読んでいないだろうと信じ、このエントリーを書かせていただく。なんか、夢を壊しかねない内容なので、ね。

ワカメちゃんが鉄腕アトムに? 29年ぶり声交代(Excite)

1976年4月からワカメの2代目の声を担当していた野村道子さんに変わり、新たに津村まことさんが担当する。オーディションで選ばれたという。津村さんはアニメ「アストロボーイ・鉄腕アトム」でアトム役を担当していたことで知られる。

鶴見は驚愕しましたよ、ええ。実は津村まことさんラチェット君だったりもするのだ。もちろん、鉄腕アトムよりも(ビューティフル・ジョーよりも)ラチェットの方が先だ。いや別に競ってどうなるってワケでもないけど。

2001年春頃にオーディションをさせていただいたのだが、カッコイイ少年から、ちょっとヌケた少年、ピュアな少年まで、大きい振れ幅を上手くこなす方なので、ラチェット役として指名させていただいたという次第。そういう意味からも、津村さんのラチェットは、鶴見的にはベストな選択だと自信を持っている。

ちなみに、鶴見はキャラクター設定をしたり台本を書いたりする際に、いかにキャラクターの振れ幅を大きくするかにコダワっている。笑って怒って泣いてオドケて、拗ねて誇って喜び狂って――しかもそれらが、同一のキャラクターとして統合されていなければダメなのだ。なので声優さんも、演技が上手くなければダメ。豊富な表情アニメーションに見合った多面性を表現出来なければダメ。アイドル声優? 萌え声? どこかで聴いたようなキャラは、属性こそ表しているものの、well characterizedされているとは云えない。全部「ノー!」だ。収録の際に「あー、録音ブースの中にラチェット君がキター!」と鶴見が叫んじゃうほど、「命を吹き込める」人でなければダメ。中の人などいないッ!のだ。

はぁ、はぁ、はぁ…なんだか、思いがけず熱弁してしまった(汗


ところで、津村さんはゲームもかなりされる方で、ラチェットの製品版を贈るたびにかなり遊び込んでくださるので、制作者冥利に尽きるコトこの上ない。収録でお会いする度に、「あのスキルポイントってどうやるんですかー?」と、かなりマニアックな隠し要素について質問されたりする。つまり、1度クリアした後、2周目も(ひょっとしたら3周目まで?)やり込んでいるというコトだ。

こういう時、「誰にでも遊べるゲームを作っていて良かった!」と、鶴見は思う。えへへへへ。

【追記】
ちなみに、津村さんのプロフィールを見て、鶴見は驚愕の事実を発見してしまった。が、余りにも驚愕の度合いが大きいので、ここでは書かない(謎

カテゴリー: 六百式見聞録

投稿者 tsurumy : 2005年03月11日 17:36

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