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2006年07月30日

追悼・ら斉藤

昨日、友人の「ら斉藤」こと、ゲーム系イラストレーターの斎藤智晴(斉藤智晴)が亡くなりました。38歳。あまりにも、あまりにも早すぎる、若すぎる、やるせない想いを抱かせる、死、です。

tomoharu saito web 「cellar」
http://www.ocv.ne.jp/~la-saito/

このサイトには、彼の描いた絵が大量にアーカイヴされているので、是非ご覧いただければと思います。彼が、本当に才能あふれるイラストレーターであることが一目瞭然に分かります。数多のゲーム作品で彼は、モンスターを、肉感的なお姉ちゃんを、筋肉質なアニキを、渋いジジイを、リアリティに満ちた兵器を、そして可愛いクマを、描いています。彼の遺作は、今秋発売の「カルドセプト・サーガ」(XBOX360)になります(彼は以前のカルドセプトシリーズから描いています)。

私の手元にも、彼が遺したラフが何点かありますので、いずれ掲載つもりです。というか、本人に「いつアップするんだよ!」と催促され続けていたのに、結局間に合いませんでした。申し訳ない。本当に申し訳ない。

皆様も、ら斉藤を惜しみ偲んでやってください。


本当に。

38歳は若すぎる。

人は誰だって死ぬんだとしても、38歳は若すぎる。

才能あるイラストレーターだった、らっきー斉藤。

いや、絵の能力だけじゃない。
漫画に音楽に映画に食にと、様々な分野に造詣が深く、
ディープな漫画話を俺らが始めると、周囲がついて来れなかった。
お前が麺から打ったラーメンは、素人の域を遙かに超えていた。

俺・お前で話せる仲だった斉藤。
「お前なあ!」って100回は云われたよな(もっとかも)。

いや、そういう風に誰とでも、俺・お前の仲になれる
素晴らしいキャラクターの持ち主だったんだよな。

先月、上野顕太郎さん主宰のア・カペラバンドに参加してもらおうと
吉祥寺で顔合わせを兼ねたカラオケをやった帰りに、井の頭線の中で
「俺もうダメかもしんね」って、人目も気にせず大声で云い放ちやがって。

大声で不謹慎なコトを云う俺を、いつも諫めてくれたハズなのに
なんでお前を俺が諫めなきゃならないんだ。
違うだろ。それはお前の役じゃないだろ。

笑って呑んで唄って食って、面白話で盛り上がるハズじゃなかったんか。
俺の原作で漫画を描く約束は、果たさないままか。

やるせない。


鶴見に出来るのは、ら斉藤が如何に素晴らしく魅力的な人間だったかを
いつまでも、いつまでも、書き綴っていくコトだけです。
斎藤智晴の作品よ、願わくばいついつまでも生き続けてくれ。

カテゴリー: 鶴見之生活

投稿者 tsurumy : 2006年07月30日 15:42

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