六百デザインの「嘘六百」

皆さん、聞いてくださいよ。なんか『ラチェット＆クランク4th』が、ファミ通のクロスレビューでゴールド殿堂入りしちゃったらしいんですけど、この件について芋吉さん（じゃなくって、今は六百さんか）が、かなり喜んじゃってるそうなんですよ。

過去に何度も何度も、

• 嘘六百・第１５回ボツ版
• 嘘六百・第３９回ボツ版
• 嘘六百・第４８回／「レビューと市場と制作者と」（１）

と、毎年のようにボクの名前をかたってショートレビューについての文句を書いてきたってのに、良い点数を貰った途端に口をつぐんでニンマリしちゃう。汚い大人の典型！　とんだ二枚舌野郎ですよねｗｗｗ

だいたいですねー、もう２１世紀ですよ？　インターネットがここまで普及して、買った人の生の声が、あーっという間に行き渡る時代ですよ。雑誌の影響力ってのは相対的に小さくなってるワケじゃないですか。そんな中、ショートレビューに一喜一憂するなんて、ケツの穴が小っちゃいっていうか、Mr. スモールアナルっていうか、あ゛ーもう、見損ないましたよ！

雑誌が何と書こうが、自分らで納得のいくゲームを作れて、それを楽しんでくれるお客さんがいて、給料を貰ってご飯を食べられる…それで十分でしょ。あと、何が欲しいっていうんですか！？　評価？　名声？　まったくナンセンス！

だいたい、「評価」とか「名声」とやらは、マニア相手の話じゃないですか。でも今って、名声を受けた制作者が作った評価の高いゲームよりも、流行っている手軽なゲームや続編の方が圧倒的に売れる時代。つまり、マニアってのはもうムチャムチャ保守的な上に、ゲームを語るヒトではあってもゲームを遊ぶヒトではなくなってるってコトなんです。無視したっていいんです！　そもそも、「だからこそ、マニアに媚びない良質なゲームを子供に向けて作るんだ！」って言ってたの、芋吉さん（もとい、六百さん）じゃないですか！

「ゲームをして語らしめよ」。評価なんて後付けの、オマケですよ、オマケ。浮かれる気持ちはわからないでもないですけど、ゲームを面白く作れて、ちゃんとユーザーさんが楽しんでくれる…そういった本道を忘れないように、あえて書いちゃいました。ナマイキ言って

私が悪うございました。買うから許して。

――いや、貰えるから買わないんですけど（笑