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2002年09月27日

嘘六百・第9回

 私、「ゲーム業界最速」目指してます!

ゲームの話じゃないですよ、マジ車のお話。先月末も、福島のエビスサーキットで12時間耐久レースに出場し、表彰台に乗ってきました。この原稿を仕上げた翌々日も、筑波でレースに出ます。前回は「ポールto最後尾」(笑)で涙を飲んだので、今回は表彰台狙ってます。
――って、いつ仕事してるんでしょうね、私…?


 以前書いた中裕司さんもそうですが、サーキットで会うゲーム業界の人間は、圧倒的に「セガ系」が多いように思います。私的ランキングによれば――

  第1位:浜垣社長(元気)
  第2位:中社長(ソニックチーム)
  第3位:“ささっきー”佐々木社長(セガ・ロッソ)
  (※ポリフォニー・デジタルは除く)

――といった次第。御存知でしょうか、元気の創立メンバーは現AM2からのスピンアウト組で、浜垣氏も元セガ。つまり、上位3人が全員「セガ系」なんです。そう聞くと、先日の「元気が富士スピードウェイを貸し切った」というニュースも、納得できること請け合いですね。

 しかし、ここまでセガ系が多いと、セガという会社には、車好きの「スタンド」を発現させる尖った矢があるとしか思えません。きっと、7F仮眠室で寝ている隙に、貫かれてしまったんでしょうね(覚えはありませんか、裕さん?)。そういえば、業務用の開発部門では一時期、ホンダの最高峰スポーツカー・NSXを会社が所有し、社員に貸し出していた事がありました。私はその頃、取消になった免許を取り直したばかりだったため、借りる資格が無くて大変悔しい思いをしたものですが、そんな非常識な福利厚生はセガ(とホンダ?)以外には有り得んでしょう。ホンダ出身の入交さんも、そんな車好きのスタンドに惹かれて、セガに来たのではないかと推測しています。「スタンド同士は惹かれ合うのだッ!」という訳です。


 それにしても、先ほどのランキング、上位者は見事に「社長」さんばかりが揃っていますね。やっぱり、社長にならないと最速は目指せないんでしょうか? レースゲームを作りつつ、会社の仕事でサーキットを貸し切るぐらいしなければダメなんでしょうか?
――確かに、車道楽は半端じゃなくお金がかかります。中さんがフェラーリ360スパイダーという超高額車の優先購入者に選ばれた、という話をWEB上で発見したりすると、「やっぱり社長かなあ」と、ため息をついてしまいます。でも…車にお金をかける事と「速い」ことは別だと思いたい…それが貧乏人の僻みだとしても。

いや実際、少なくとも浜垣さん以外とは、勝負しても負ける気がしません。つうか中さん、ささっきー、なんなら勝負してみませんか? 中さんのロータス・エクシージと、ささっきーのシビック・タイプR(まだ乗ってる?)と、私のMR-S、たぶんイイ勝負すると思いますよ

告知:「我こそはゲーム業界最速」という方はメール下さい。受けて立ちます!

 ――と挑発してみるテスト(にやり)。

この原稿が掲載された後、中さんにゲームショーで会ったのでありました。開場前にセガブースを見に行ったトコロ、ばったり出くわしてしまい、連載についてチクリと云われるかな?とビクビクしてたのだけれど、云われたのは「スパイに来たんか!」と、またもや見当はずれの子供っぽいイヤミのみ(笑)。どうやら、この連載は読んでないみたい。

これからも書き放題だね(笑)。

タグ: セガ

投稿者 tsurumy : 2002年09月27日 00:06

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